今回は黒米の糖質について、詳しく解説します。
- 黒米の糖質量は?
- 血糖値への影響は?
- 糖質制限にも使えるの?
これらの疑問にこたえます。
糖質量といえば、数年前から話題となっている「糖質制限」があります。
糖質制限は、ダイエット効果が高いと注目を浴びていますね。
糖質制限というと、「まずお米を抜かなければ」と考えられがちです。
あなたも、
「糖質制限するためには、お米を食べることができない」と思っていませんか?
確かにお米などの穀類は糖質量が多く、真っ先にこれを減らされてしまいます。
でも、むやみに食事からお米を抜くのは、実は健康によくないのです。
糖質は、体に必要なエネルギー元でもあるので、むしろ極端に欠乏する方がよくないとされています。
ですから、「ダイエットのためにお米を抜く」というのは正直おすすめできません。
そこで注目すべきなのが、黒米というお米なのです。
「ダイエットしたいからむやみにお米を抜く」のではなく、黒米の特徴を知って、上手にダイエットに役立てましょう。
黒米の糖質量は?
黒米の糖質量は、お茶碗1杯分で51gです。
それに対して白米の糖質量は55gですので、糖質量はそんなに変わりません。
とはいえ黒米も白米も、糖質量はお肉や魚や野菜に比べて圧倒的に高いです。
そこで重要になってくるのが、血糖値への影響です。
では、黒米の血糖値への影響、また糖質制限に取り入れるべき理由を解説していきますね。
(参照:あすけん http://www.asken.jp/calculate/)
血糖値への影響は?
黒米の血糖値への影響は、小さいといえます。
それは黒米を食べても、血糖値が急激に上がったりしないからです。
食べ物の血糖値への影響を表すのに、GI値(グリセミック・インデックス)というものがあります。
この値は、食べ物が体の中で糖に変わって血糖値が上がるスピードを図ったものです。
実は黒米は、このGI値がとっても低いんですね。
- 白米のGI値・・・84
- 黒米のGI値・・・50
GI値は低ければ低いほど、血糖値への影響が少ないです。
具体的には、GI値60以下の食品が「低GI食品」だといえます。
ご覧のように黒米のGI値は低いため、血糖値が上がるスピードが遅いことがわかりますね。
それに比べて白米はGI値が高く、食べるとすぐに血糖値が上がるので、影響が大きいのです。
黒米は低GI値なので、血糖値への影響が少なく安心して食べられるんですね。
糖質制限中に黒米は食べてもいい?
糖質制限中に黒米を食べても大丈夫です。
むしろ、黒米を食べることをおすすめします。
基本的に糖質量が高いお米やパンなどの穀類は、糖質制限には不向きと言われています。
ですが、黒米の優れた特徴を考えれば、糖質制限中でも食べることが可能なのです。
それは、先ほど説明した「GI値」がポイントになります。
GI値が低い黒米はゆっくりと吸収されるため、腹持ちがよくなります。
したがって、穀類の中でもGI値の低い黒米を食べる方がお腹が空きにくく、間食を控えることができるんですね。
3回の食事で糖質制限をしていても間食で糖分を取ってしまうと、糖質制限の目安となる1日70g〜100gの糖質量を軽く超えてしまいます。
黒米を食べることで、間食防止になりますね。
また、日本人の主食であるお米を食べることができないと考えると、ストレスがたまってきませんか?
ストレスをため込んでしまうと、健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
3食のうち1回でも黒米を食べることで、心にも満足感が得られ、ストレスもたまりません。
糖質制限を継続させる秘訣は、まずストレスをためないことです。
黒米を取り入れることで、無理なく糖質制限ができるのです。
(参照:Pocorin http://www.pocorin.com/learning/1-02/)
まとめ
- 黒米も白米も糖質量はほとんど同じ
- 黒米は白米と比べると、GI値も非常に低い食品なので、食べても血糖値が急に上がることはないため、血糖値への影響は小さいといえる
- さらに黒米は腹もちがいいので、糖質制限中にもストレス無く食べることができる、おすすめのお米
さあ、あなたも今日から黒米を食べて、健康維持やダイエットに活用しましょう。