こんにちは!
私は黒米おむすび店開業準備中・ユイです。
このサイト、黒米.comの運営をしています。
黒米と赤米は、白米にはない栄養素が含まれており健康によいと言われています。
黒米と赤米は「古代米」に分類されます。
古代米のイネは生命力が極めて強く、また病害にも強いため、肥料が少なくて済むという優れたお米です。
それでは、黒米と赤米の違いは何でしょうか?
黒米と赤米を比較することによって、それぞれのお米の持つパワーが明らかになってきました。
黒米や赤米を日々の食事に取り入れることで、さらなる健康を目指すことができるでしょう。
黒米と赤米の違いとは?
黒米と赤米の違いは、色、食感などに現れています。
黒米の読み方は「くろまい、くろごめ」で、その名の通り「黒色」をしたお米です。
赤米の読み方は「あかまい、あかごめ」です。こちらもその名の通り「赤色」をしています。
黒米と赤米の粒の形は、短粒と長粒があります。
黒米は長い粒のもの、赤米は短い粒のものが多く見られます。
黒米にも赤米にも、もち種とうるち種があります。
ただし、黒米の食感は、どちらのタイプも比較的粘りがあり、甘みや旨みが感じられるのですが、一方の赤米の食感は、硬くて粘り気がなく、冷えてボロボロになりやすいです。
赤米はもち米と混ぜて炊くことが推奨されています。
黒米はおはぎの起源で、赤米は赤飯の起源と言われており、昔からお祝いのお米として使われていました。
さらに黒米は豊富な栄養分を持つため、中国では古くから「薬米」として利用されています。
次に、黒米と赤米の栄養価や効能の違いについて比較していきます。
黒米と赤米の栄養価や効能の違いを比較
黒米と赤米の栄養価や効能の違いは、色素成分を比較することでわかります。
黒米と赤米の色素成分の効能は以下のようになります。
- 黒米(アントシアニン)=老化防止・病気の予防・目に良い
- 赤米(タンニン)=高血圧を下げる・老化防止
黒米の色素成分「アントシアニン」はポリフェノールの一種です。
アントシアニンを含むものは、ブルーベリー、ぶどう、ナス、黒豆などがあり、黒色をしていますね。
赤米の色素成分「タンニン」もポリフェノールの一種で、渋みがあります。
タンニンは緑茶に含まれることで有名ですね。
次では、黒米と赤米の効能をもっと詳しく解説していきます。
黒米の2つの効能
黒米の効能は、主に以下の2つです。
- 美肌や美髪効果に期待
- 目に良い
これらの効果は、黒米に含まれるアントシアニンに、人の老化を進める「活性酸素」の発生を抑えてくれる作用があるからです。
この強い「抗酸化力」が黒米に含まれるアントシアニン最大の特徴で、黒米を食べることで、病気の原因である活性酸素が抑えられ、病気の予防ができると言われています。
もう一つの黒米の効果は、目に良いことです。
黒米に含まれるアントシアニンには、目の疲れや視力の低下を予防する効果もあります。
目を使うことが多い現代人にとって、目の健康を保つことができる黒米は貴重な存在であると言えますね。
赤米の2つの効能
赤米の効能は、主に以下の2つです。
- 高血圧の低下
- 老化の防止
まず、高血圧を下げるという効果があります。
高血圧の改善には、塩分を控えるなどといった食事療法が大切だと言われています。
主食を赤米にすることで、もっと効果的な食事療法ができるようになりますね。
そして、黒米と同じように老化を防止する働きもあります。
ただ、黒米よりも老化防止の成分は弱いので、美肌効果を目的として食べるなら赤米よりも黒米を選ぶほうが有効だと考えられます。
まとめ
- 黒米と赤米の違いは、色、食感に現れています。
- 黒米と赤米に含まれる色素成分の違いによって、お米の持つ効能が違います。
- 黒米と赤米には、共に活性酸素を押さえる抗酸化力をもっていて、美肌や美髪効果が期待できます。
- さらにこの作用は、赤米よりも黒米の方が強いので、より強い抗酸化力に期待したいという人には黒米がおすすめです。
毎日の食事に黒米を取り入れることにより、あなたの健康を保つことができるでしょう。
【参照】
猪谷富雄『赤米・紫黒米・香り米「古代米」の品種・栽培・加工・利用』
津久井亜紀夫・寺原典彦『アントシアニンと食品 アントシアニン含有食品の加工利用特性と機能性』