こんにちは!
私は黒米おむすび店開業準備中・ユイです。
このサイト、黒米.comの運営をしています。
今日は、最近注目度上昇中の黒米と白米の違いについてシェアします。
白米は栄養もあって古来から日本人の体を作ってきた食材ですが、そんな白米よりも栄養価がはるかに高いのが黒米です。
黒米は、日本での知名度はそれほど高くありませんが、中国では古くから漢方薬の材料になるほど栄養価が高い食材として有名です。
今回は白米と黒米の栄養価の比較をしていき、黒米と白米の大きな違いについて見ていきましょう。
Contents
黒米と白米を比較!黒米に含まれるアントシアニンがすごい!
身近な食材である白米と、日本人にはまだ馴染みが浅い黒米。
この2つは同じお米ではありますが、比較してみると黒米にはものすごいパワーが秘められていることが分かります。
特に黒米と白米では大きく異なる点があります。
黒米には「アントシアニン」が含まれているという点です。
そもそもアントシアニンとはいったい何なのでしょう?
アントシアニンとは
ブルーベリーなどに豊富に含まれているポリフェノールの一種です。
黒米独特のあの黒い色素が、アントシアニンです。
このアントシアニンを豊富に含んでいる黒米ですが、白米にはアントシアニンは含まれていません。
ではそのアントシアニンでどのような効果・効能が得られるのでしょうか?
美肌・美髪効果
美容業界で大きく注目されている成分の一つに、アントシアニンがあります。
アントシアニンの主な美容効果は以下です。
・新陳代謝の促進効果
・お肌のターンオーバーの促進
アントシアニンをサプリメントや食材から摂取することで、特に女性が悩みがちなお肌トラブルやお肌の悩み解消が期待できます。
アントシアニンを含んでいる黒米を食生活にプラスして、嬉しい美肌効果を実感していきましょう。
視力回復効果
年々、視力が悪くなってしまったと実感している皆さんには、ぜひ注目していただきたいアントシアニンの効果が、視力回復効果です。
現代では目を酷使する人が増えていますね。
仕事でパソコンやスマホを使う社会人は、目が酷く疲れてしまい視力や眼の機能そのものが低下してしまいます。
アントシアニンは眼の機能を活性化させる作用を持っていて、さらに即効性があるとも言われています。
慢性的な疲れや酷使による視力の低下・眼の機能の低下ならば、アントシアニンを積極的に摂取することで視力回復効果が期待できます。
黒米と白米の栄養価はこんなに違う!
アントシアニンは黒米に含まれているものの白米には含まれていません。黒米だけの魅力だと言えます。
では次は、白米と黒米に共通して含まれている栄養価についてご紹介していきます。
白米と黒米で大きな違いのある
- カルシウム
- 食物繊維
- ナイアシン
この3点を比較してみます。
黒米と白米のカルシウムの比較
私たちの主食となっている白米にはカルシウムが含まれているということを、ご存知でしたか?
けれども黒米に含まれているカルシウムは、白米をはるかに上回ります。
- 白米に含まれるカルシウム:5.0mg
- 黒米に含まれるカルシウム:11.4mg
なんと黒米は白米の2倍以上のカルシウムを含んでいるのです。
現代人は深刻なカルシウム不足に陥っています。
毎日の食事の中でカルシウムを補うことを意識しなければなりませんが、食事に黒米をプラスすることで深刻なカルシウム不足の改善に繋がると言えるでしょう。
カルシウム不足のままだと高血圧や動脈硬化や骨粗しょう症、イライラしやすくなったり骨や歯が弱くなってしまい骨折しやすくなってしまいます。
黒米をプラスするという簡単な方法でその課題の改善にも繋がっていくことを知っておきましょう。
黒米と白米の食物繊維の比較
特に女性の皆さんが注目している栄養素が、食物繊維ですね。
便秘解消には欠かせない栄養素ですし、お肌の美容のためにも食物繊維は積極的に摂取したいものです。
カルシウム同様に「お米にも食物繊維が含まれているの!?」と驚く方もいるかもしれませんが、黒米と白米に含まれている食物繊維はこちらです。
- 白米に含まれる食物繊維:0.5mg
- 黒米に含まれる食物繊維:3.2mg
カルシウムでも黒米ははるかに豊富でしたが、食物繊維もやはり黒米がはるかに上回っていますね。
その量なんと約6倍!
ということは、黒米のお茶碗1杯分を食べた時の食物繊維の量は、白米のお茶碗を約6杯食べたことに匹敵すると言えるでしょう。
便秘にお悩みの皆さんや、お肌の荒れに悩まされている方は、黒米から効率よく食物繊維を摂取していきましょう。
黒米と白米のナイアシンの比較
あなたはナイアシンという栄養素をご存知ですか?
ナイアシンというのはビタミンB群の一種で、体の中の脂質に大きく関わっている栄養素です。
私たちがダイエットする時に真っ先に思い浮かべるのが、脂肪の燃焼ですね。
どうにかこうにか、あの手この手を尽くして体内に蓄積してしまっている脂肪を燃焼しなければと考えます。
ビタミンB群の一種であるナイアシンは、体内で脂質を代謝する時に手助けしてくれる酵素です。
私たちが健康的にダイエットするならば、ナイアシンを豊富に含んでいる食材にも注目すべきです。
そのナイアシンを豊富に含んでいる食材の一つにお米があり、白米もナイアシンを含んでいますが、黒米はさらに豊富にナイアシンを含んでいます。
- 白米に含まれるナイアシン:1.2mg
- 黒米に含まれるナイアシン:10.2mg
いかがですか?
なんと黒米は白米の約10倍ものナイアシンを含んでいるなんて驚きですね。
一時期は炭水化物抜きダイエットなるものがブームになり、お米を食べずに痩せようとしたダイエッターも続出しましたが、実は黒米を混ぜてしっかりナイアシンを摂取した方が、健康的に美味しく脂質を代謝できるのです。
まとめ
- 白米も黒米も、私たちの体の健康に大きく役立ってくれる食材です。
- 栄養価を比較していくと、カルシウムも食物繊維もナイアシンもはるかに豊富な黒米は、美味しく食べながら美肌効果や脂質の代謝促進効果、視力回復や便秘改善といった効果が期待できます。
- 白米よりも黒米の方が断然栄養価が高いのですが、白米と混ぜ合わせることで、白米に含まれている栄養だけでなく黒米に含まれている栄養も摂取できてまさに一石二鳥です。
ジワジワと人気が出てきつつある黒米を、ぜひ明日からでも食卓にとりいれて美味しく楽しく黒米パワーを感じていきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
【参照】
猪谷富雄『赤米・紫黒米・香り米「古代米」の品種・栽培・加工・利用』
津久井亜紀夫・寺原典彦『アントシアニンと食品 アントシアニン含有食品の加工利用特性と機能性』